M o v i e
『アサルトガールズ』
[感想 -COMMENT-]

映画「アサルトガールズ」を観てきました。

仮想世界で自らの分身となるキャラクターを操り、巨大な敵と戦うという、未来のオンラインゲームの世界のお話です。 そんな訳で、世界観的にはある意味「アバター」と近いところがありますが、「IMAXで観るアバター」と「ゴールド劇場で観るアサルトガールズ」はある意味正反対。間逆です。

でも、ハリウッド映画にはない良さがあります。ただマニアックなだけともいいます。

今までの押井監督映画を見てきたら、出演者4人が(4人しかいませんが)、それぞれ過去の押井映画に出ていた人たちなので、オールキャストという感じです。

また、話的には映画「真・女立食い師列伝」の中の短編「アサルトガール ケンタッキーの日菜子」の続編のようなタイトルですが関連性はあまりなく、実際には映画「AVALON」の世界観の方が繋がりがあります。

内容的にも押井監督らしく、最近のハリウッド映画にあるテンポの速いストーリー展開や、CG映画といえども派手なアクションの連続などは無く、それなりにちゃんとしたアクションはありますが全体的にはひたすらマニアックな上に大して意味のない展開です。

つまり、とても押井監督の映画らしい、物好きな人向けな内容です。

欲を言うなら、短編的な作りではなく、もっと長編として観たかったと思いますが、個人的には非常に面白かったです。 前の方にいたOLさん2人組はスタッフロールが始まるとさっさと席を立っておりましたが。


[Top Page]