M o v i e
『THE BIG BLUE』
[感想 -COMMENT-]

なんとなく観たいDVDが無い時に、決まって観たくなる映画の一つに「グラン・ブルー」があります。
僕が最も好きな映画の一つなのですが、上映時間が3時間とやたら長いのと、もう何度となく観ているので、今回は趣向を変えて別バージョンの方を観てみました。

「THE BIG BLUE」

「グラン・ブルー」という映画にはバージョンがいくつかあるのですが、
「THE BIG BLUE(グレート・ブルー)」がオリジナルバージョン、「LE GRAND BLEU(グラン・ブルー)」がロングバージョンという感じです。
別バージョンと言っても、未公開シーンを足しただけで基本的な内容は一緒です。
元々英語で撮影されていた映画なので、このオリジナルが英語、グランブルーではフランス語吹き替えになっているのがちょっと面白いです。

THE BIG BLUEは余分なシーンが無くてすっきりとしている分、こっちの方が映画としてのまとまりがあるように感じます。

内容は、NYから保険の調査でやって来た女性と、フランス人潜水夫との恋愛と、幼馴染のイタリア人潜水夫との友情を軸に、海とイルカの素晴らしさを賛美した映画です。
とにかく映像の綺麗さと音楽の綺麗さに圧倒されます。
もうVHSの頃から何回も観ているのですが、なぜか何度観ても感動してしまう映画です。

最新CGをフルに使っている「アバター」と比べてもしょうがないのですが、「アバター」と比べてもこの映画の雄大な自然は全然負け無いくらい素晴らしい。
(最も、比べるなら「アバター」より「アビス」かもしれませんが。)
そして最後の展開にはいつも考えさせられてしまいます。

ところで個人的には、スタジオジブリ「紅の豚」のフランス語版吹き替えで、主人公の声をジャン・レノがやっているらしいのですが、宮崎監督は紅の豚はこの映画からインスパイアされてるんじゃないかと毎回観るたび思います。
てことはフィオはロザンナ・アークウェットかな・・・



[Top Page]