M o v i e
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なにかと話題の「ゴールデン・スランバー」を観ました。 突然総理暗殺の犯人になってしまった主人公の逃走劇を描いた、日本版「逃亡者」という感じの映画でした。 展開は割と読めていましたが、後半はなかなか予想以上に巧くまとまっていて良かったです。 何で[仙台なんだろう]、とか、なんであれはああなんだろう、という細かい所がきちんとまとまっていたのがいいですね。 主人公はリー・ハーヴェイ・オズワルド(アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディ暗殺の実行犯とされた人物)に譬えられて、犯人として祭り上げられていくのですが、この辺りの事を事前に知らないで観ている人には、多少話が読めないかもしれません。 (ちなみに「JFK」という映画を観ていますが、そのため謎のままで終わる部分についてはだいたい説明がつきます。) しかしややこしいのは、ビートルズの歌が劇中によくつかわれるのですが、そのせいでオズワルドと、マーク・チャップマン(ジョン・レノンを撃った犯人)とをつい混同してしまいそうになるので、ちょっと困ります。 主人公をオズワルドに譬えるなら、ビートルズを出す必要は無かったように思います。 そうしたらタイトルが変わってしまいますが・・・ それはそうと、この映画を観てたら、浦沢直樹の漫画を思い出しました。 まず、ビートルズ、首相暗殺、笑いながらショットガンをぶっ放す警官。 これらはまさに20世紀少年です。 次に主人公が濡れ衣を着せられて逃亡して行くのは「モンスター」。 主人公と元カノのすれ違いっぷりは「YAWARA」・・・を思い出したのは僕だけですねきっと。 あと、やたら細かい伏線を回収していく感じがなんか似ているような感じがしてましたが、よくわかりません。 もう少し細かく検証してみたい所ではありますね・・・ あと、大学生のシーンで彼らがどう見ても大学生に見えないというのは、言わないでおきましょう・・・竹内結子を除いて。 とまあこう書いてはいますが、作品としては全然面白かったです。 NHKの龍馬伝で出てる人が2人出てるのが個人的ツボです。 |