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『第9地区』
[感想 -COMMENT-]

映画「第9地区」を、観てきました。


この映画は、未知との遭遇を果たしたと思ったら宇宙船の中から出て来たのは難民宇宙人ばっかだったというお話です。
第9地区(D9)というのは、人類によって隔離させられら宇宙人達の居住区で、ナイジェリア系マフィアなんかが介入してスラム街みたいにになってしまって、治安が荒れまくっている所という設定です。
そう書くとちょっと難しい社会派ドラマみたいですが、実際は一昔前のB級SFアクションを現代風にアレンジした感じの映画でした。

宇宙人は見た目が甲殻類っぽいため、「エビ」と呼ばれていて、なぜかネコ缶が大好物。
文明レベルは高いけど難民なので食べ物に困っていて、持っている武器をナイジェリア系マフィアと取引してネコ缶に変えてしまうのです。
主人公はエビを第9地区から強制的に立ち退かせる為に、某国際民間企業から派遣されてきた男で、典型的な中間管理職のサラリーマンです。(でも逆玉)

しかし企業の本当の目的は、エビを第9地区から立ち退かせる事ではなく、彼らの隠し持っている武器を立ち退きついでに徴収することです。

なかなか言う事を聞かず、立ち退きに応じないエビ達と、やたら武器を使いたがる軍人たちにすったもんだしながら、強制立ち退きを敢行しようと奮闘する主人公でした。
そんな中立ち退きを迫った一人のエビの家の中で、ある物を見つけてしまってから、彼の人生は一変するのです・・・


とまあ、こんな出だしでした。
最初の方はCNNとかのニュース映像やCSのディスカバリーチャンネルみたいなドキュメンタリータッチで撮っていたり、アクションやドラマが増えてきて、B級SF映画みたいなアクション映画っぽい展開になったり、後半はもはや何でもありな感じになって、最高に楽しい映画でした。
アメリカでは興行収入が良くて続編が作られるらしいのですが、この1発ネタみたいな話の続きがどうなるのか・・・今から2が楽しみです。



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