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電影「台北に舞う雪 Snow Fall in Taipei」を見てきました。 今池キノシタホールです。 今池で映画を見るのは「鬼畜大宴会」以来10年ぶりくらいでしょうか。 キノシタホールのビル前にある交差点からマンションが見えるのですが、その風景がふと台北の101ビルと重なって見えて、観る前からちょっとテンションあがります。 因みに、今回の上映は公式サイトでは「映画祭用プレミアプリント」となっていましたが、上映前の説明で「3カ国版しか貸してもらえなかったので、中国語字幕と英語字幕も付いている」とか。 通常版のフィルムは今頃広島か浜松でしょうか・・・ お話は、台湾の外れの田舎町・菁桐(チントン)に住む主人公モウ(チェン・ボーリン陳柏霖)の所に、台北から失踪してきた新人歌手メイ(トン・ヤオ童瑶)がやって来て、2人が恋に落ちるというお話です。 ストーリーはシンプルですが、とにかく景色が最高です。 台北市、菁桐と2か所の話が同時に展開してくのですが、台北はとにかく懐かしく101ビルとか三越とか市内の風景とかMRTとか・・・観てると旅行で行ったのを思い出します。 実際101ビルの近くはそうでもないですが、市内は原付が凄い数でばんばん走り回って居たのがあまり映らないようになっていましたが、それはそれとして。 菁桐の風景も素晴らしいです。 どこか昔の日本の様な懐かしさと、現代っぽさとが交ざった感じがなんともいえない不思議な景色を作り出していて、魅せられます。 劇中、平渓の天燈祭(ランタンを空に飛ばす祭り)も観れて、日本には無い幻想的な景色がいいです。 でも、ラストには台湾の現実がちらっと見えて、ちょっと考えさせられたりもします。 最近の日本映画の展開に慣れてきてしまっていただけに、久々に中国映画的な終わり方がとにかくせつなくて良いです。 |