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『借り暮らしのアリエッティ』
[感想 -COMMENT-]

「借り暮らしのアリエッティ」観ました。

待望のスタジオジブリ新作です。
今回は宮崎駿監督作ではなく、米林監督です。
それにしても37歳でジブリ最年少とは、平均年齢の高い職場です。

宮崎監督でないのでまあ気楽に見に行ったわけですが、思ってた以上に駿イズムを感じるつくりになってた映画でした。 といっても、最近のより昔の宮崎アニメの雰囲気をなんとなく感じます。

アリエッティ一家の暮らしぶりをみているとなんとなく「母を訪ねて〜」を思い出し、「火で炙って溶かしたチーズの塊をのせたパン(ラクレット)」なんかは「ハイジ」を思い出します。
そしてスピラーは未来少年コナンのジムシィやナウシカ原作本に出てくる土鬼(ドルク)・蟲使いの遺伝を受け継いだキャラクターのような気がします。

この感じ、昔の宮崎アニメを思い出す感じが懐かしくてイイです。

とはいえ宮崎監督と違うセンスを感じる部分もあって、音楽の使い方なんかは英語ボーカルを入れてきたりと、今までと違った感じがします。
冒頭牧歌的な雰囲気の風景にCECILE CORBELの音楽がいい感じに合わさってて、特に何かあるわけでもない場面なのに妙にわくわくします。
音楽は久石譲でないですが、全体的にいい感じでした。

話の内容的にも、ここ最近宮崎監督は話を纏めるのが苦手になってきたのか、「千と千尋」「ハウル」「ポニョ」とだんだん話が難しくなって来てただけに、「アリエッティは」久々にうまくまとまってたのもイイです。

そんなわけで「アリエッティ」普通にいい映画でした。


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