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『ランウェイ☆ビート』
[感想 -COMMENT-]

『ランウェイ☆ビート』

前情報なしで特に期待もせず、たまたま上映時間が近かったというだけで観た映画でしたが、予想以上に面白かったです。

話は、前半はよくある少女マンガ的な展開で、後半は若者達がファッションショーに向かっていくという青春物でした。

展開が速くて、最初は「性格悪い」設定(主人公のナレーションにて)だったはずの美姫が3分の1も行かないくらいから普通に良い人になったりしてるわ、登場人物達が多いので主人公が中盤ほったらかしになってたりするわ、高校の文化祭のファッションショーの設定なのに本気出しすぎだったりするわで、観ててある意味飽きません。

とはいえ、全体的には丁寧に撮られているし、映画に込められたメッセージも良いです。

ファンキーモンキーベイビーズの歌にあわせて表参道でビラ配ってるところはちょっと「下妻物語」のエンディングを思い出しました。

とにかくとても前向きになれる映画でした。


『英国王のスピーチ』

イギリスの王族ヨーク公アルバート王子(バーティー)と、吃音症の治療士ライオネル・ローグとの話です。
アルバート王子がイギリス王ジョージ6世となり演説に至るまでの話を描いた史実映画で、アカデミー作品賞を撮った作品でした。
流石アカデミーを獲っただけあって、脚本も演技も映像の撮り方も素晴らしいですが、たとえ賞を取れなくても後世に残っていく映画だと思います。

バーティーが個人的な病気を克服してスピーチを行い、世界が戦争になっていく中で、この演説の成否が国家の命運に関わる運命になっていく展開に魅せられました。

「日本のいちばん長い日」という、終戦の時の玉音放送が出来るかどうかという、岡本喜八の名作映画がありますが、こちらは英国のいちばん長い日といったところでしょうか。



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