M o v i e


『恋愛冩眞』
-Collage of Our Life-
☆☆☆☆☆
[DATA] '03日本 監督 堤幸彦
[COMMENT]
広末涼子がとにかくかわいいのです。
本編がしっかりとした恋愛映画でありながら、ちゃっかりミステリーにもなっていて、しかも所々にちりばめられたギャグが素晴らしいのです。
まさに堤監督作のファンにはたまらない要素がすべて詰まった傑作ではないかと思うのです。

DVDの特典がまた素晴らしい。
ある意味本編より面白いかもしれないメイキングに、コメンタリーもついていて、マニアックな子ネタを一つ一つ解説してもらえるのです。

まさに日本映画史上に残る、文句なしの逸品ですね。ね?


『ターミネーター 3』
-TERMINATOR 3:RISE OF THE MACHINES-
☆☆☆
[DATA] 監督 ジョナサン・モストウ
[COMMENT]
アクション映画単体としては普通に楽しめる内容ですが、ターミネーターシリーズとして見る分には新しさが無い。 ストーリーも2のエピローグ的な内容で結局予想通りな話だし、全てにおいて2を超えられなかった感。

『ドラッグストアカウボーイ』
-DRUGSTORE COWBOY-
☆☆☆
[DATA] 1989 アメリカ 監督ガス・ヴァン・サント 
[COMMENT]
ドラッグ大好きな若者の愛と葛藤の物語だ。村上龍の小説にタイトルが出ていたので観たけど、村上龍の小説みたいな映画。


『バッドボーイズ2』
-BAD BOYS 2BAD-
☆☆☆☆☆
[DATA] 2003 アメリカ 監督マイケルベイ
[COMMENT]
どの映画もアクションをばかすか盛り込んでくれるので観ていて飽きない。さらに派手な爆破シーンも見物。

『バトルロワイアルU鎮魂歌(レクイエム)』
-BATTLE ROYALE U-
☆☆☆☆☆
[DATA] 2003 日本 監督深作欣二 深作健太 
[COMMENT]
BRの正当な続編でありながら、最近では珍しい純粋な和製での戦争映画となっていて好きには嬉しい一作。出来云々ではなく、この手の映画は出す事にこそ意味がある、と思う。


『インファナル・アフェア』
-無間道-
☆☆☆☆☆
[DATA] 2002 中国(香港) 監督アラン・マック
[COMMENT]
ジョンウー以来の久々に渋い、かっこいい香港映画だ。


『笑の大学』
-warai no daigaku-
☆☆☆☆
[DATA]
[COMMENT]
三谷幸喜脚本、古畑任三郎のスタッフ製作であり、そう言う意味で面白さは保障済みです。
基本的には検閲官と喜劇作家2人しかまともに出てこないのですが、それでちゃんと話が盛り上がってちゃんとまとまる所に三谷さんの才能を感じさせてくれます。

でも、「ラジオの時間」「みんなのいえ」よりは映画としてみると地味めなので、TVでなくて映画でやる意味はそれほどないかという気もしないでもない。

分かりやすく言うとツタヤとかで見るものがなかったら借りとけ、とりあえず損はしないからね。と言った感じ。
でもレンタルで見たのでDVD版の特典が見たい。


『時をかける少女』
-toki wo kakeru syoujyo-
☆☆☆☆
[DATA]
監督:大林宣彦
原作:筒井康隆
音楽:松任谷正隆
主題歌:原田知世

[COMMENT]
恋愛映画と思わせつつ、後半部分はがっちりしたSF物だったりします。
さすが原作筒井康隆。

原田知世のデビュー作だけあって、今見るとむちゃくちゃ若いです。
でも岸辺一徳は若いけどは今見てもすぐわかるくらいあまり変わってません。この対比。

時をかけるシーンでは、ケイゾクや踊る大捜査線ムービー2のオープニングで使われているようなスチールカメラを使った演出が不思議な感じを出していて面白かったりします。

DVDでは5.1ch音声も入っていますが、5.1だからと言って通常は音が後ろや横からバンバン聞こえてくる訳ではなく、時計のカチカチという効果音など、重要なシーンでさり気無く聞こえて来るのが粋です。

ところで、最近スカパーで原田知世主演の「天国に一番近い島」見ました。
こちらも同じく大林監督で、原田知世主演の映画なのですがニューカレドニアの自然が綺麗だった位しか内容を覚えてません。

大林監督作は個人的に当たりはずれが結構あるので見る時に躊躇いがちなのですが、尾道3部作は時々妙に見たくなるので不思議です。
全部見た事ある訳ではないですが。


『69』
-sixty nine-
☆☆☆☆☆
[DATA]
監督:李相日
原作:村上龍
脚本:宮藤官九郎

[COMMENT]
村上龍は自分が最も好きな作家の一人です。
69はその村上龍原作の映画なので当然期待値は高かったのですが、
更に主演妻夫木聡、安藤政信と豪華なキャスティングの上脚本も宮藤官九郎と、かなり 贅沢なキャスティングなので悪くなりようがないと言った出来でした。

原作の小説の方は、作者の実話を元にした小説です。
作品世界として「69」「村上龍映画小説集」「限りなく透明に近いブルー」といった順番で作品中の世界観が繋がっており、一つ一つ独立した小説でありながら通して読む事によってまた違った楽しみ方も出来たりする構造になっていたりしますが、そのなかでも「69」は主人公が一番まともだった頃の話です。
その分、他の小説よりドラッグなどキケンな要素は少なく、その分笑いの要素が多くなっています。

劇場版ではそれがうまく脚色されていて、ただでさえ無茶苦茶な話が更にワザとらしくして面白くしています。
ラストのオチも原作とは若干変えながらも上手く纏め上げています。さすがは人気脚本家。
村上龍原作物としても、普通に映画としても良い作品だと思います。



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